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VOICES 音楽プロデューサー 灰野 一平 「録音機能の進化により、プロクオリティの音楽制作が可能に。Xperia 1 IVは、音楽制作の可能性を革命的に広げる」

ソニーミュージックのA&Rとして、数々のアーティスト・楽曲をプロデュースしてきた灰野一平氏。
そんな灰野氏に、Xperia 1 IVの音楽性能、そして灰野氏が開発に携りプロクオリティの録音機能を実現した
Music Proの魅力について語ってもらった。
音楽の楽しさを進化させるXperia 1 IV、その可能性に迫る。

音楽プロデューサー 灰野 一平

音楽プロデューサー

灰野 一平

音楽プロデューサー

灰野 一平

1996年ソニー・ミュージックエンタテインメントに入社。主に制作ディレクター・A&R(アーティスト&レパートリー)として、アーティストの発掘・育成、契約、アーティストに合った楽曲制作などを手掛ける。今まで、椎名純平・中島美嘉・RYTHEM・RSP・遊助・久保田利伸・Little Glee Monster・Jewel(J☆Dee‘Z)・欅坂46・土屋太鳳・森七菜など数多くのアーティストを担当。Xperia 1 IVに搭載される『Music Pro』の開発に携わる。

『変化してきた音楽制作の在り方』

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お仕事内容を教えてください。

灰野 : ソニーミュージックで、A&R(アーティスト&レパートリー)という仕事をしています。A&Rというのは、アーティストにどういう楽曲を組み合わせると世の中に広まっていくかを考える、これが根本的な意味合いです。実際にはアーティストとどういう形で楽曲をリリースするか、どういう形で宣伝していくかなどを総合的に相談しながら進めていく仕事になります。担当するアーティストによってやるべきことを変えていかなければいけないのは難しいところですが、一緒に作戦を練って音楽を世に広められたときは、すごく喜びを感じますね。

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前回(2020年7月)のインタビューから、音楽制作の現場に変化はありましたか?

灰野 : 前回は、音楽制作の現場はプロ仕様のレコーディングができるビッグスタジオから、自宅やホテルなどの部屋でレコーディングを行うホームスタジオへ、という流れになってきており、そしていずれスマホが1台あればどこでもレコーディングができるモバイルスタジオとも言うべきところに向かっていくはず、というお話しをさせていただきました。ホームスタジオの部分は、コロナ禍になって確実に進みましたね。家でつくる、自ら発信するというスタイルにおいて作りやすい音楽が世の中に溢れてきたし、その中でいい音楽が生まれてきたと感じます。現在は、先述したモバイルスタジオのような、より気軽で手軽なツールが実際に求められるところまできたと感じています。

※前回の灰野氏インタビュー
音楽プロデューサー・灰野 一平
「無駄な誇張がなく、自然できめ細かい。丁寧な音の表現に確かな技術を感じる」

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そういった変化は、いいことだと思われますか?

灰野 : ポップミュージックは、楽器や録音機材などの進化とともに新しい音を奏でていき、どんどん刷新されていくという側面があります。最初は安っぽい感じに聞こえる瞬間はあるかもしれないですが、その中で切磋琢磨が起こり、今まで作りえなかったサウンドを新しい才能を持つ皆さんがどんどん探し当てていくんですよね。そうやって音楽の可能性が広がっていくのは僕らから見ても素敵なことだし、好ましいことだと思っています。

環境に変化がある中でも、音楽制作の中で変わらずにこだわっていることを教えてください。

灰野 : 僕たちがアーティストとともにつくった音楽は、世の中に発信され、多くの方の耳に届きます。聞いてもらった方々に僕らの音楽を好きになってもらうため、クオリティにはしっかり責任を持ちたいと思っています。単純に良い楽曲であるとか、歌が上手いとか、そういうことだけではなく、音質まで含めて自分たちでできる最大限まで高めたものを世に送り出すことを日々心掛けていますね。そういった僕らのこだわりを実際に体感してもらえれば、より楽曲のよさ、音楽の楽しさに気づいてもらえると思うので、いい音で聴く、つまり優れた音楽の再生環境が身近にあるということが当たり前になっていってほしいなと思っています。

『自然な音の広がり、定位感、確かなプロクオリティの音』

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Xperia 1 IVで音楽を聴いた感想を教えてください。

灰野 : 一聴して、「あっ、ナチュラル」という感じがしました。僕が言うナチュラルというのは、白いキャンバスから絵を描いていく、というイメージです。たとえば低音がやたら強調されていたり、高音が盛り上がっている機材もあって、パッと聞きはいいのですが長く聞いていると疲れたり、ジャンルを選ぶことがあって、ナチュラルに聞こえるということは非常に難しいことだと思います。そこがとても進化したという印象を受けました。

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フルステージステレオスピーカーも進化しました。いかがでしたでしょうか?

灰野 : まず音の広がりがちゃんとありますね。同時に単に音が広がっていくだけでなく、僕らが定位感と呼んでいる、どこの場所で楽器が鳴っているか、たとえばボーカルがセンターにいて、右にギターがいてということがしっかり分かる。小さいスピーカーでそれを認知することは難しいはずなんですが、定位感がわかると音が立体的に楽しめるので本当に素晴らしいと思います。スマホを縦にして音楽を聴くことが多いかもしれないですが、そうすると音の広がりが感じづらいので、ぜひ横にして聞いてみてほしいですね。

  • 新しいスピーカーユニットと音響構造により低音域の再現性を向上

    スピーカーユニットのマグネット増強による駆動力の強化と、エッジやボイスコイル部の拡張など、大振幅に対応する各部の構造改良を行ったスピーカーユニットを新開発。低域増強構造を持った新エンクロージャーに搭載することで、パワフルでクリアなサウンドを実現しました。ベースやバスドラムなどの低域音の再現性が20-50%向上。最大音圧レベルも10%向上し、より迫力が増した音楽がスピーカーで楽しめます。

    新しいスピーカーユニットと音響構造により低音域の再現性を向上
  • アンプからジャックまでの回路レイアウトを見直し低音の再現性とクリアさを向上した3.5mmオーディオジャック

    Xperia 1 IVは有線ヘッドホン接続時の音質がさらに進化。音質を改善するために回路基板の配置を見直し、ヘッドホンアンプをオーディオジャックの近傍に配置、アンプからオーディオジャックまでの信号/グラウンドの経路を大幅に短縮・強化しました。これにより、さらに重厚感、解像感のある低音と、よりクリアなサウンドを実現しました。

    アンプからジャックまでの回路レイアウトを見直し低音の再現性とクリアさを向上した3.5mmオーディオジャック
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ヘッドホンで聞いてみていかがでしたか?

灰野 : 仕事柄イヤホンやヘッドホンをよく使っていて、それをスタジオにある機材に挿して聴くのですが、プロの機材というのは聞いた瞬間にシャキッとした音が鳴るという感覚があります。Xperia 1 IVにヘッドホンを挿して聞いたときは、プロ機にとても近い印象を受けました。低音も引き締まっていて音がきっちり止まる感覚がちゃんとあるんですよね。単に低音を多くして印象を強くしている機材もありますが、ここまでしっかりつくられているとプロクオリティの音だと思いますね。

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いい音を奏でる再生機器とは、具体的にどういうものなのでしょうか?

灰野 : いい音とは定義や感じ方が人によって違うので一概に言うのは難しいのですが、僕はポップミュージックはリズムが大事な音楽だと思っています。そのリズムというのは、音が鳴り始める瞬間だけではなく、音が止まる瞬間がコントロールされていて、それによりグルーブがでたりノリがでたりするのだと思っています。そういうところがきっちりコントロールされていると、つくり手の意図通りに音を再現してくれます。僕はそれがいい音を奏でる条件だと思っていますし、Xperia 1 IVはまさにそれを体現していると思いました。

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