AUXOUT氏による動画撮影パート2 動画性能 - 動画テキスト版

00:00~00:05
AUXOUTさんのオープニング映像
Xperia PRO-Iのロゴ

室内で話し始めるAUXOUTさん。

00:05~00:29
(AUXOUTさん)
はい、どうもこんにちはAUXOUT(オックスアウト)です。というわけで、Xperia PRO-Iの魅力をお伝えする動画PART.2ということで、

(テロップ)
Xperia PRO-I REVIEW

PART.1
ファーストインプレッション
PART.2
動画性能
PART.3
センサーとレンズ
PART.4
Videography Pro
PART.5
Vlog撮影TIPS
PART.6
Cinematic撮影TIPS

(AUXOUTさん)
今回はですね、Xperia PRO-Iの動画周りの特徴でもある、4K120fps ハイフレームレートの撮影であったり、オートフォーカス性能について、いろいろと実験映像を交えて皆さんにその魅力をお伝えしていければなという風に思います。

00:30~03:33
Creator’s Review
4K 120FPS & Notes(4K 120FPSと注意点)
Xperia PRO-I × Auxout

(AUXOUTさん)
いやーあのやっぱりとにかく最初にすごいなと思ったのが、この最大4K120fpsでの記録に対応してるっていうことなんですけど、

Xperia PRO-I の設定画面の様子。

(AUXOUTさん)
これを1インチのセンサーを搭載するスマートフォンでできるのは、なんと世界初となるそうで、これにより、スポーツなどの動きの速いシーンを滑らかに見せることができるっていうのもあるんですけど、24fpsの映像で最大5倍のスローモーションが撮れるっていうところが、やっぱり僕個人的には一番刺さるところでした。

「120fps 通常再生」「120fps 5倍スロー」の比較動画の様子。

(AUXOUTさん)
最初からスローモーションで記録するのと違って、ハイフレームレートで撮影をするっていうことは、音声をこのまま収録することが可能なので、自分の好きな部分だけを切り出して、編集時にスローモーションにするかどうかっていうのを決めることができるので、これは非常に便利です。

AUXOUTさんの音声が入った動画と、AUXOUTさんの音声を抜いてスローモーションにした動画の様子。

(AUXOUTさん)
風に揺れる髪であったり水滴のような、本当肉眼では一瞬の出来事であっても、スローにすることによって、非常にこう情緒的な、エモーショナルな雰囲気になるからです。

風に揺れる女性の髪や、海辺を走る女性の様子。

(AUXOUTさん)
また、スピードランピングっていうテクニックがあるんですけれども、これはですね再生スピードを可変させることで、非常に躍動感のある表現をすることができるんですけど、ハイフレームレートで記録しておくと、そういった演出にも使うことができます。

スピードランピングを使うことで、途中で再生スピードが変わる動画の様子。

(AUXOUTさん)
今回撮らせてもらったXperia PRO-I の作例動画なんですけれども、これもやっぱりハイフレームレートをふんだんに使い倒して、今回はいろんな表現をすることができました。ただいくつかちょっと注意しておく点もあるので、それをお伝えすると、まず30fps以上での撮影時には瞳AFや手ブレ補正という機能は使えなくなります。

Xperia PRO-I の設定画面の様子。

(AUXOUTさん)
ただ、ハイフレームレート時に瞳オートフォーカスが効かないといっても、そもそも標準のオートフォーカス性能が非常に高いので、ピントが人に全く合わないみたいなことはほとんどないのと、手ブレ補正、これもスローモーションにすれば、よほどの激しい動きでなければ、スローにすることによって手ブレが気にならなくなるので、まあそこまで大きな問題はないかなという風に思います。

屋外で頭上の木の葉っぱを、回り込みながら撮影するAUXOUTさん。
続いて、スローモーションにしたその動画の様子。

(AUXOUTさん)
あともう一点は、熱です。さすがにこのコンパクトなサイズで4K 120fpsで長時間録画は難しいようで、広島での撮影は、まだ汗ばむような時期の屋外での撮影だったんですけど、熱で止まってしまうということが、正直何回かありました。ただ数分待てば撮影を再開することができたので、120fpsでの撮影では、10秒程度ぐらいでこまめに撮るといった使い方がいいかもしれません。

外部モニターを使って歩きながら撮影するAUXOUTさんと女性の様子。

(AUXOUTさん)
確実に、スローとしては使わないであったり、あとは長回しをするようなVlogの撮影なんかでは、無理にハイフレームレートで撮影するのではなくて、通常の24fpsあたりで撮影するようにすればいいのかなという風に思います。

03:34~04:58
Creator’s Review
Best in Class Autofocus(最高水準のオートフォーカス性能)
Xperia PRO-I × Auxout

(AUXOUTさん)
次にオートフォーカスについてなんですけれども、結論から言うと、オートフォーカス性能めちゃくちゃ高いです。このオートフォーカスの部分はαのエンジニアが開発しているということもあって、フルサイズミラーレス一眼であるフラグシップ機・α1にも搭載されている、リアルタイム瞳AFであったり、リアルタイムトラッキングっていうのがちゃんと搭載されていて、がっつりと人物だったり、動物にもオートフォーカスが食らいついていきます。

カメラのレンズを素早く動かし、それをXperia PRO-Iで撮る様子。
しっかりとピントが追従している。
また、画面をタップすることでフォーカス部分を選択する様子。

(AUXOUTさん)
リアルタイムトラッキングは僕、αでも使っていて、めちゃくちゃよく使っているんですけれども、αに比べて液晶画面が大きいっていうこともあって、非常にあの、フォーカスしたいところをタップして狙っていくんですけど、それがすっごくやりやすいです。で、瞳AFに関してはこんな形で見てもらうと、

Xperia PRO-Iで、左右に向きを変える女性を撮る様子。
女性の瞳をしっかりとトラッキングしている。

(AUXOUTさん)
ちゃんと瞳を検出して、それをトラッキングしているのが分かると思います。振り返ったりして瞳を見失った時、このタイミングでフォーカスが暴れるっていうこともなくて、瞳を見失った場所で今度はリアルタイムトラッキングが働いて、また瞳とか顔を検出すればすぐに瞳オートフォーカスに切り替わるといった、Xperia PRO-Iで人物を撮影するうえにおいては、ほんとカメラを人に向けておくだけで、とにかくオートフォーカスががっつりと食いつくので、「ピントが来ないな」っていうことはほとんどないと思います。

04:59~05:53
Creator’s Review
Use HDR to get Widest Dynamic Range(HDRを使用して広いダイナミックレンジを得る)
Xperia PRO-I × Auxout

(AUXOUTさん)
でちょっとここで、Xperia PRO-I で動画撮影する上でのTipsなんですけれども、今回僕はVideography Proという新しい動画撮影機能を使用して、動画を撮影してきたんですけど、αやRX100シリーズにあるような、ピクチャープロファイルに相当する機能がないんですけれども、HDRとSDR、こちらを切り替えて撮影することができます。なので、僕は今回すべてHDRで記録しました。

Xperia PRO-Iの設定画面で、HDRとSDRを切り替える様子。

(AUXOUTさん)
最終的にHDRにするわけではなくても、もしカラーグレーディングを前提とする場合はですね、そちらで撮影しておいた方が、より幅広いダイナミックレンジで記録することができるので、パッと使いたい場合はSDRで記録しておいて、がっつりとカラーグレーディングする時にはHDRみたいな形で、使い分けるといいんじゃないかなっていう風に思います。

撮影した動画をカラーグレーディングした様子。
(テロップ)
HDRをSDR環境で再生した状態
HDRをSDRに変換
カラーグレーディング

05:54~06:30
(AUXOUTさん)
というわけでね、今回はこのXperia PRO-Iの、動画機としての特徴、ハイフレームレートだったりオートフォーカス性能周りをお伝えしてきたんですけれども、次回はですね、センサーやレンズ周りにフォーカスして、ボケだったり暗所性能といった部分についても見ていきたいなという風に思うので、ぜひそちらの方もご覧いただければなという風に思います。それでは次回の動画でまたお会いしましょう。ピース!

ピースサインをするAUXOUTさん。