並木 隆氏による写真解説パート2 自然写真 - 動画テキスト版

00:00~00:02
Xperia PRO-Iのロゴ

00:03~00:12
屋外でXperia PRO-Iを構え、撮影する並木さん。

(テロップ)
プロ写真家並木隆による作品解説 自然♯2

並木さんの作品が壁に3作品展示されている。
そのうちのひとつ、ダリアの写真のアップ。

Xperia PRO-Iで撮られた写真(ピンクのダリア)
(24㎜ 1/125|f/2.0|ISO100)

00:13~01:41
(並木さん)
この作品は木漏れ日を背景に、ダリアを撮影しました。

展示されているダリアの作品を前に、説明を続ける並木さん。

(並木さん)
F2.0という、明るい開放F値を持ったレンズを搭載しているんですけれども、焦点距離が24mmという広角レンズを使っているので、望遠レンズのような大きなボケ味っていうのは得ることができません。

でも背景と被写体、この場合だったら後ろの木とこのダリアを、できるだけ離れるように距離を作ってあげて、なおかつ被写体にできるだけ近付いて撮影をしてあげると、このような 綺麗なボケ味を得ることができます。

被写体以外の部分をぼかして、こうもっと大きくボケたように見せるエフェクトも存在するんですけれども、やっぱり写真をやっている人間からすると、広角レンズでそんなに大きなボケが出るって、すごく違和感があるんですね。

また、1.0型のイメージセンサーという大きなセンサーを搭載しているから、24mmという広角レンズながらも、F2.0っていう開放F値があるからこそ、このボケ味が得られるんですね。やっぱりエフェクトなんかで擬似的に作るよりも、光学的なこんな風に、綺麗なボケの方が圧倒的に自然でいいですね。はい。では次の作品に行きます。

ダリアの作品の前から、滝の作品の前に移動する並木さん。

Xperia PRO-Iで撮られた写真(渓流の水の流れ)
(24㎜ 0.4|f/4.0|ISO100)

01:42~03:11
(並木さん)
これは渓流の、ちょっと落差がある水の流れを撮ったものになります。

展示されている渓流の作品を前に、説明を続ける並木さん。

(並木さん)
絞り値をF2.0とF4.0で、2つを切り替えることができるので、同じ条件であればF4.0にすると、光の量で2段分、より遅いシャッタースピードを得ることができるので、このように水の流れを糸のように見せたりということができるようになります。

山に入り、Xperia PRO-Iを三脚にセットして、渓流を撮影する並木さん。

(並木さん)
より遅いシャッタースピードを得たいなら、陽が当たってるところよりも全体が日陰で光の量が少ない方がいいですし、ISO感度を低めにすると、より遅いシャッタースピードが得られるようになります。その時にPhotography Proを使っていると、シャッター優先とかマニュアル撮影なんかがしやすくなるので、絞りとシャッターの組み合わせっていうのが自由自在に行うことができます。

このときは、岩に跳ねた水がかかってくるようなところで撮影したんですけれども、防塵防滴なので全く問題なかったですし、さすがに発売前なので壊すわけにはいかないっていうことでできなかったんですけれども、実は水の中に沈めてもしばらくの間は問題ないぐらいの性能を持っています。ですから今度は、半水中の撮影なんかもしたいなと思っています。はい、じゃあ次の作品に行きます。

渓流の作品の前から、バナナの葉っぱの作品の前に移動する並木さん。

Xperia PRO-Iで撮られた写真(バナナの葉っぱについた水滴)
(24㎜ 1/50|f/2.0|ISO125)

03:12~04:45
(並木さん)
これはですね、ちょっとわかりにくいと思うんですけれども、実はバナナの葉っぱについた水滴にレンズを向けてみたものです。

展示されているバナナの葉っぱの作品を前に、説明を続ける並木さん。

(並木さん)
キレイな葉脈ですね。これも表現したかったので、葉っぱに沿うようにレンズを向けています。こういうとき、葉っぱと平行にカメラを構えて、この葉っぱ全体を撮るということが多分多いと思うんですけれども、24mmというのは遠近感をすごく出しやすいレンズなので、こんな風に手前から奥まで、画面の中にできるだけ距離感のあるものをたくさん入れてあげると、こんな風に奥行きのある作品に仕上げることができます。

このように、小さい水滴を大きく撮ってみたいなと思うときには、AFでもピントを合わせることができるんですけれども、より大きく簡単に撮ろうと思っているならば、ピントの合わせ方はMFに切り替えてあげると、実は簡単に撮影できるようになります。

その時にMFにして、しかも最短撮影距離までピントの位置を動かしてあげる。で、それで前後に動かしてピント合わせを行うようにすると、実は簡単にこんな風に水滴を大きく撮ることができます。そのような設定を簡単に切り替えられるのが、Photography Proの魅力のひとつですね。

3つの作品が並べて展示されている様子。

04:46~05:01
Xperia PRO-Iのロゴ

05:02~05:04
ソニーのロゴ