Xperia PRO-I - Videography PRO開発秘話 - 動画テキスト版

00:00~00:01
Xperia PRO-Iのロゴ

00:02~10:50
(テロップ)
Xperia PRO-I
Videography story

Vlog MonitorをつけたXperia PRO-Iのアップ。
続いて、Xperia PRO-Iを構える男性や、眺める男性の様子。

(ナレーション)
ソニーの映像制作を支える製品群を開発してきたノウハウと、近年急速に拡大している動画投稿市場の、新しいビデオグラフィーコミュニティの意見を反映し、さまざまな撮影環境に応じた、柔軟で正確な撮影を可能にする新たな動画撮影機能として、今回Xperia PRO-Iでは、「Videography Pro」を搭載しています。

シューティンググリップにセットしたXperia PRO-Iで撮影をするKawarazaki。
続いて、Kawarazakiが話し始める。
(テロップ)
Shota Kawarazaki
Product Planner

(Kawarazaki)
コンセプトは、カメラ専用機レベルの本格的な撮影体験を、ポケットに収まるスマートフォンで実現すること。そのために、ハードウェア/ソフトウェアの両面で多くの進化を実現しています。

Xperia PRO-Iのレンズのアップ。
そこからズームアウトし、片手でXperia PRO-Iを構える様子。

(Kawarazaki)
ハードウエア面での特徴は、圧倒的な描写力を実現すべく、ソニーのRX100VIIの1.0型の大型イメージセンサーをベースに、スマートフォン用に設計し直し、ZEISS T* Tessarレンズも搭載しております。

(テロップ)
1.0-type image sensor
ZEISS Tessar Optics and ZEISS T* Coating

(Kawarazaki)
動画撮影時の音声録音をより柔軟に行えるよう、筐体側面でのステレオ録音と背面でのモノラル録音を切り替えられる、マイクも搭載しています。

シューティンググリップをつけたXperia PRO-Iで撮影をする男性の様子。
続いて、Xperia PRO-Iのレンズのアップ。

(Kawarazaki)
筐体デザインに関しても、 Xperiaの特徴であるカメラシャッターキーに加え、Videography Proの起動に対応したショートカットキーを搭載しております。

(テロップ)
Shutter button
Shortcut key

(Kawarazaki)
リブ処理を施したメタルフレームは、洗練された薄型の筐体デザインにマッチするだけではなく、滑り止めの役割も持ち、グリップ性を高められ、 撮影に集中しやすくなります。

Xperia PRO-Iの側面のアップ。

(Kawarazaki)
撮影時の落下対策や安定した撮影のために、ハンドストラップなどを取り付けられるストラップホールを備えており、片手など不安定な姿勢での撮影や、 長時間の撮影も安心して行うことができます。

Xperia PRO-I側面のストラップホールのアップ。
続いて、Xperia PRO-Iを構えて撮影する男性の様子。

(Kawarazaki)
デザイン・堅牢性にも最後までこだわりぬき、 高強度で耐スクラッチ性が向上したCorning® Gorilla® Glass Victus®を採用し、背面パネルはマットなフロストガラス仕上げとなっており、本格的なカメラ体験にふさわしいデザインとなっています。

背面や側面など、Xperia PRO-I各部のアップ。
(テロップ)
Corning® Gorilla® Glass Victus®

(Kawarazaki)
さらに、近年急速に拡大しているV-Logコンテンツの撮影もサポートできるよう、専用のモニターを開発し、シューティンググリップや風防マイクといったアクセサリーへの連携にも対応いたしました。

シューティンググリップや風防マイクをつけたXperia PRO-Iで、歩きながらV-Log撮影をする女性の様子。

(Kawarazaki)
これによって、V-Logコンテンツのような自撮り撮影も1.0型イメージセンサーを搭載しているリアカメラで撮影でき、ハイクオリティなコンテンツ制作が行えるようになりました。

V-Log撮影をするときのXperia PRO-Iの画面の様子や、そのときに撮った映像が流される。
続いて、シューティンググリップにセットしたXperia PRO-Iを構えるKawarazakiの様子。

(Kawarazaki)
ハードウエアを最大限に生かした動画撮影機能として、 新たに「Videography Pro」を開発、搭載しています。

(テロップ)
Videography Pro

(Kawarazaki)
Videography Proは、さまざまな撮影環境に対応できる直感的な操作UIや、柔軟な撮影設定をサポートする、新しい動画撮影機能です。

Videography Proを使うときのXperia PRO-Iの画面の様子。
続いて、シューティンググリップを三脚型に変形し、セットしたXperia PRO-Iで夜景を撮影しようとする様子。

(Kawarazaki)
開発するにあたり、ソニーの報道系業務用プロカメラ開発部隊のサポートや、プロの現場を支えてきたノウハウを結集しました。特に、報道分野での草分け的存在であるXDCAMと呼ばれるカメラを、リファレンスとして開発いたしました。さらに、ビデオグラフィーコミュニティも視野に入れ、ビデオグラファーの幅広いニーズを満たすことを目指しました。

Xperia PRO-Iで、スケートボードをする男性を撮影する様子。

(Kawarazaki)
特徴的な機能としては、αカメラや業務用カメラと同じく、動画撮影時の「瞳オートフォーカス」や「オブジェクトトラッキング」に対応しました。

(テロップ)
Eye AF
Object Tracking

(Kawarazaki)
カメラ専用機に迫る、動画でのAF性能を実現いたしました。また、スマートフォンとしては世界初の毎秒120コマ、4K解像度でのハイフレームレート撮影にも対応しました。

Xperia PRO-Iで、スケートボードをする男性を撮影する様子。

(Kawarazaki)
ポストプロダクションなどで編集を行う前提の、非常になめらかな動画を撮影できるようになり、今までにない映像表現が可能となりました。

海辺を歩く女性の映像が流される。

(テロップ)
Tomotaka Ogura
Software Engineer

(Ogura)
プロも納得できるUIをスマートフォンで実現するため、業務用カメラの数々の操作性を、この動画機能向けに設計し直しました。プレビュー時の画の視認性向上、タッチパネル操作への対応、またワークフローに合わせたメニュー作りなど、 プロのクリエイターの要望に応え得る仕上がりとなっております。

(テロップ)
Improved visibility
Touch panel
UI menu
Professional creator

(Ogura)
今回のXperiaには、6.5インチの4K解像度と、HDRに対応したディスプレイを搭載しています。

Xperia PRO-Iのディスプレイにイメージ映像が映っている様子。

(Ogura)
この大画面と高精細を両立させたディスプレイを最大限に生かせるよう、UI設計を進めました。業務用カムコーダーのUIをスマートフォン上で活用いただくため、実際にクリエイターの皆さまがカムコーダーで撮影する際に、もっとも使用頻度の高い設定項目を、改めてヒアリングし、厳選しました。

Xperia PRO-Iを構え、タッチ操作をするOguraの様子。

(Ogura)
一方、単純に設定項目の数を減らすと、必要な操作に素早くアクセスできないなど、操作性そのものが損なわれることもあります。そのため、タッチパネルへの操作を最大限に生かせるボタン配置にもこだわりました。

(テロップ)
Maximize operability

(Ogura)
また撮影のワークフローに沿って操作できるように、 撮影前の確認時は、主要な設定項目を一覧できるメニュー、撮影中には、撮影環境の変化にすぐさま対応して設定を変更できるメニューなど、業務用カムコーダーのノウハウに基づいて、3種類のメニューを用意しました。

3種類のメニューが順に映し出される。

(Ogura)
クリエイターの皆さまにもぜひVideography Proを使っていただき、クリエイティビティを楽しんでいただきたいと思います。

Xperia PRO-Iを構えるOguraの様子。

(テロップ)
Kazuma Matsumoto
Software Engineer

(Matsumoto)
今回のセンサーの大型化により、静止画での体験だけではなく、動画撮影時においても飛躍的に、クリエイターの要望に応えられる仕様に仕上がっています。

Xperia PRO-Iを構えるMatsumotoの様子。
続いて、Xperia PRO-Iで撮った、手や女性の映像が映し出される。
(テロップ)
Shot on XPERIA

(Matsumoto)
低照度環境下においてはよりノイズレスに、 より豊かなぼけ味もそうですし、何より今回実現した、4K解像度での120fpsのハイフレームレート撮影に関しても、このセンサーを搭載したことによって実現しています。

Xperia PRO-Iで、スケートボードをする男性を撮影する様子。
(テロップ)
120fps Recording

(Matsumoto)
今回、RX100VIIにも使われているセンサーをベースとして開発を進めるにあたり、そのRX100シリーズのシステムをXperia側に持ってくることを、当初は検討しました。ですが、システム間の隔離が大きく、当初は30fpsの撮影すら困難でした。

(テロップ)
Redesigning from architecture level

(Matsumoto)
アーキテクチャレベルから再設計し直したことにより、120fps、なおかつ4K解像度までの収録を実現しました。また、センサーの大型化で被写界深度が浅くなったことにより、 AFの重要性が増しています。Videography Proでは、 すでにPhotography Proで多くのお客様に体験いただいているAF機能、「瞳オートフォーカス」「オブジェクトトラッキング」を 動画撮影時でもご利用いただけるようになりました。

(テロップ)
Eye AF
Object Tracking

(Matsumoto)
「瞳オートフォーカス」は、人物や動物の瞳や顔を検出・追従することにより、例え被写体が動いていても、フォーカスを合わせ続けられます。被写体が背景から際立ち、ドラマティックな動画に仕上がります。

左右に向きを変える女性を撮るときのXperia PRO-Iの画面の様子。
瞳AFが追従している。
続いて、そのときの映像が流される。
(テロップ)
Shot on XPERIA

(テロップ)
Object Tracking

(Matsumoto)
また、「オブジェクトトラッキング」は、タッチをした任意の被写体を追尾し、フォーカスを合わせ続ける機能です。

Xperia PRO-Iで、スケートボードをする男性を撮影する様子。
タッチをすることで、スケートボードをする男性を追尾するように。

(Matsumoto)
動画撮影時におけるこれら機能の導入にあたって、まず意識したことは、「静止画体験時と同じ操作性で使える」ということです。静止画と同じ機能を動画側でも同じように操作できるようにすることで、 さまざまなユーザーに使いやすい機能として仕上げています。「瞳オートフォーカス」をONにするだけで、自動的に検出・追従し、 オブジェクトトラッキングも任意の被写体をタッチするだけです。

Xperia PRO-Iでうさぎや猫を撮る女性の様子。
(テロップ)
Shot on XPERIA

(Matsumoto)
録画中にフォーカスの対象を変えたい場合、任意の被写体をタッチするだけで、追尾する被写体を切り替えることができます。もちろん、被写体の状態に応じて「瞳」「顔」 「オブジェクトトラッキング」と、オートフォーカスのターゲットを自動的に切り替えますので、 簡単にご使用いただけます。

こちらを振り向く女性と、その女性を映しているときのXperia PRO-Iの画面の様子。

(テロップ)
Hiroaki Hayashi
Audio Software Engineer

(Hayashi)
画作りだけではなく、今回はクリエイターの意図通りの録音を可能にする、充実の録音性能を実現しました。本体のトップとボトムに配置された2つのステレオマイクに加えて、メインカメラの横に新たなモノラルマイクを内蔵しています。

(テロップ)
Mono microphone

(Hayashi)
Vloggerをはじめとした、インフルエンサーの方々にヒアリングする中で、「映像録音時には、はっきりとした声を録りたい」 というコメントを多く頂きました。

Xperia PRO-Iの背面のアップ。
続いて、横断歩道を渡りながらXperia PRO-Iで自撮りをする女性の様子。

(Hayashi)
「ステレオマイクの方が音が良い」と思われるかもしれませんが、 周りの環境音を含ませたくない、人の声を際立たせたいときに、モノラルマイクが活躍します。そういった状況ではっきりとした音声を録るためには、 被写体に対し正面に向けた単一マイクを新規に設けまして、そのマイクでモノラル録音できるよう設計しました。

Xperia PRO-Iのマイクに向かって話すHayashi。

(Hayashi)
開発当初は、カメラに近いマイク配置となったことで、「録画時のカメラ駆動音をノイズとして拾ってしまうという」課題がありましたが、カメラ自体の駆動音の低減、ならびにノイズ影響を受けにくい最適な構造設計、明瞭度に影響する特性および、音質を損なわないチューニングなどを意識して開発を進めました。

(テロップ)
Structural Design

(Hayashi)
これにより、メインカメラ側の人の声などを、モノラルマイクでよりクリアに録音できるようになりました。「被写体の声を特に明瞭に録りたい」あるいは「環境音の臨場感も加えたい」など、撮影シーンに応じてモノラルマイクとステレオマイクを使い分けることができ、最適な録音方法を選択できます。

(テロップ)
Sound separation technology
Intelligent wind filter

(Hayashi)
また、ソニー独自の音源分離技術によって、録音時に風雑音のみを除去する「インテリジェントウィンドフィルター」を搭載しており、 低ノイズのクリアな録音を可能にします。

Xperia PRO-Iを眺めるHayashi。

(Hayashi)
ステレオマイク、モノラルマイクの両方でご利用いただけますので、 海やビル風などが吹く環境下での撮影において、ぜひお試しください。

(Kawarazaki)
このように、今回のXperiaでは商品コンセプト、ハードウエア設計、ソフトウエア設計、全てにおいて最高の動画撮影体験を提供すべく、 ソニーの技術・こだわりを結集しました。

シューティンググリップにセットしたXperia PRO-Iを眺めるHayashi。

(Kawarazaki)
スマートフォンの常識を超えた、 カメラ専用機に迫るハイクオリティな動画撮影機能。スマートフォンだからこそ実現できる、コンパクトボディによる高い機動性や、コンテンツをすぐに共有できる通信性能。それらを兼ね備えた新たなXperiaを、我々は開発いたしました。

街中でXperia PRO-Iを構え、自撮りをする男性の様子。

(Kawarazaki)
動画撮影にこだわる全ての人に贈る、ソニーだからこそ実現できたXperia PRO-I。 ぜひ、体験してみてください。

Xperia PRO-Iを構える男性の様子。

10:51~10:52
Xperia PRO-Iのロゴとイメージ画像。
(テロップ)
*All images are for illustrative purposes only

10:52~11:06
画面左右に関連動画のリンク、中央にXperiaのチャンネル登録ボタンが表示される。
(テロップ)
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11:07~11:09
ソニーのロゴ。